夏の日差しがピリピリ来るもんだと、思った今日でしたね~
どうも、素浪人です。
まあ、ココから書くのは私の個人的な主観です。
(まあ、その為にブログなんてものをやっているのだから)
原発についてこんなトンでも発言があった様です。
関電の原発は「テポドン」にも耐えられる! 株主総会で失笑、ワイドショーのネタに
(ソース元:Jcastニュース)
まあ、ココで書かれているのは、前半は脱・原発を唱える市長の『新エネルギーへの転換』
それに対する『貴重な意見として承る』とのいつも通りのやり取りと、その後の原子力
政策の推進へと繋がる訳だが、上記の記事を見ていただくと解る通り、その後が・・・
とんでもない・・・
原子炉が、強固な格納容器を持っていることを挙げ、関電の豊松秀己常務取締役は
「テロ行為があれば治安機関に通報する緊急マニュアルがあり、訓練している。
テポドンなど武力攻撃があれば、政府とともに対応する」と、言っていたらしい。
とんでもない勘違いである。
1つに、格納容器自体が堅牢だと言う事は、ある意味正しいのかもしれないが
(何しろ融合炉建屋自身の水素爆発でも残っているわけだから)
問題はそこではないと、思う。
炉に穴が開いた→高濃度汚染水→施設内作業が進まない
この例だけでも、アクシデントには弱い。建屋が無事でも、原子炉が無事でも
被害は無い訳が無い。お粗末にも程がある。
加えて1つに、テポドンなど武力攻撃があれば、政府とともに対応するのは当然だが、
そもそもテポドンはご存知の通り『弾道ミサイル』である、ちなみに私の知ってい
る限りでは(違うかもしれないが)迎撃については防衛大臣・総理大臣の承認が必要で、
正直な話、今までの政府の動きで迎撃が間に合うとは思えないし、着弾して被害が
無い訳が無い。
ただでさえ、自衛隊は領空・領海とも侵犯されても、相手から攻撃がない限り迎撃
できないのに、どう考えても明るい話は出ないだろう?
色々な番組でも述べられている通り、『原子力』は兵器開発の副産物だ。
国防と共に進められていない国って他にあるのかね?テロにも大丈夫!というの
はどっから出てくる自信なのか知りたいものである。
いい加減に『安全神話』に縋るのはどうだろう?
以上が馬鹿な話。我が県にも女川原発がある。対岸の火事ではない事は言うまでも
ない。
大体、安全だなんてちっとも思っていない。地域の住民だって不安があるからこそ
ピリピリと神経を尖らせているのだから。
では、『日本の原発全てを止めれば良いの?』と、考えているかといえばそういう
訳ではない。日本の電力の3割は原子力だ、その電力は何故に作るのかといえば
生活・産業・諸々に『必要』だからであり、色々なものが電子化
されている以上維持する必要があるから。
今更、昔の生活に戻れといっても、その状態に追い込まれでもしなければ望む人は
少ないだろう。
そして、維持されなければ国としての経済水準は保てなくもなるし、それは資源の
無い国としては致命的だ。
誤解の無い様に書いておくと、核エネルギーを肯定する訳ではない。
兵器としての『核』と平和利用の『核利用』は維持する為の切っても切れない関係と
捉えているので、ある意味方便でもあるから。
ただ、エネルギー政策としてCO2対策なんかは後付けの理由であり、化石燃料の
枯渇に対する対策である理由も忘れてはならないと思う。
何も、代替エネルギーが化石燃料・原子力で賄っている電力を補えるだけのものが
あれば、ここまで作る必要はないのであって(枯渇・輸送不能に
関らず原油価格が上がれば→発電に掛かるコストが上がる→電力使用料が上がる
→産業・民間に負担が掛かる→企業の海外流出と一般の低所得化→税収の低下
と、続き、このサークルが永遠と続く事になる訳だ。
そこは国が・・・と、責任を丸投げすると税収が下がる政府は無い袖は振れないので
税を増やすか、一般負担を増やすしかない。そもそも、政府の収入は『税』だ)、
風力・水力・地熱など色々方法はある中で、その時に十分に賄え得る方法を採ったら
こうなった。と、見るべきだろう。
そもそも、今必要だから在るのであって将来に渡って必ず必要なものと言い切る
『硬化した対応』が問題だと考える。
発送電の権限を一手に抱えたこの体制を変えなければ何も変る事は無いだろう。
代替エネルギーの模索が実らない限り、あの組織は変らないし、権限を持っている
限りこんな馬鹿げた発言を繰り返すのかと思うとガックリ来る。
可能性をワザワザ自ら潰している様なものだ。
必要だから電力を作っているのだから、なんの準備もなく切り替えられるわけは
無い。地震・津波と当然の驚異を体験しストレステストをするのは当たり前として
徐々にエネルギー政策を変換して行かなければ『理解』を得られないのは当然と
思わない事に苛立ちを感じる。
福島の直接の被害は『安全神話』をゴリ押ししたから生じたのであって、
これから同じ事を繰り返す訳には行かない事を忘れてはならない。
起きてしまってからでは遅いのだ。
すっごく複雑な気持ちだ。・・・
返信削除原子力に変わるものを設置するのにいったい何年かかるんだろう。
企業は節減の国から海外に拠点を移そうと動き出しているし、
海外は自分の国に誘致してもらえるよう日本に続々と挨拶に来ている。私は、日本の企業が海外に渡ることの危機感の方が強い、新幹線技術を中国にコピーされたように、日本の技術が
アジア諸国に全て持っていかれるんじゃないかと恐ろしい気持ちになる。それだけは避けたいと思うのは私だけでしょうか・・
可及的速やかにそれを解決するのには、原子力をそのまま使う事しか考えられない。この惨状をみて何を馬鹿な事を言ってるんだろうと思われても仕方ないけど、新しいクリーンエネルギーは明日に動かせるものではないから、時間をかけて設置するとしても
原子力は必要だと思う。
学もない、はせドンの意見でした。
唐突ですが(笑 済みません。
返信削除画面右側の『このブログについて』下部で書かれている通り、削除したのではなく、Bloggerのスパム検出機能が勝手に働き避けてしまったようです。
誤解を与えたのでしたら済みません。
コメント欄を設置している以上、こちらのブログでは異論・反論であっても元々削除するつもりはありませんのでご安心を。
※個人の誹謗中傷・公序良俗に反する書き込み・スパムなどは別ですが・・・
私自身も、本文中にあるとおり、電力が必要だから作っている以上、利用していく他無いと考えてはおります。
無い袖は触れないので、これから新たな道を作るにしてもそこまでは繋がなきゃなりませんから。
ただ、国防の点で他国とは違う部分、現実問題として起こしてしまった悲劇とあいまって、最早、力押しの説得ではどうにもならず稼動できない時代です。
(したら、おしまいですね)
少なくとも、自然災害に対し『新たに組みなおした考えうる事象』に対応したものを示して、初めて『絶対に安全』とは言えないまでも、稼動に同意する事が出来ると思うのです。
『絶対』という言葉は基本的に無いものだと思っています。
それを、絶対安全だと言わねば了解を得られにくいからといって使うのは、大人の方便だとしても・・・
寂しい限りですよねぇ~。
ご意見ありがとうございました。