2014年2月21日金曜日

凄いですね、浅田 真央選手涙のSPからFS自己最高得点を獲得!

皆さん見てるでしょうかソチ五輪。
日本のジャンプ勢に励まされ、
複合には感動させられ(団体の加藤選手脱臼は残念でしたね)
スノーボード勢には、念願のメダルが生まれ、
アイスホッケー(女子)は、自国開催以外での初の挑戦になりました。

悲喜こもごもはありますが、スポーツ、とかく競技である以上
 『喜びもあれば悲しみもあるのが必然』
だと、私は思っております。
そもそも、願えば叶うのなら世の中メダリストだらけですからね。
出場者の当然の意義として強く書いておきますが
『あくまで彼らは自国の選考を勝ち抜いてきた方々ですからね?』
敬意を表して当然だと思います。 


しかしメディアというものは、 書くも残酷で厚かましく無責任でも許されるモノだとつくづく思いました。

思い返せば4年前、浅田真央選手のメダルは当然のように扱い、本人は全力を尽くすも胸に描いた金メダルというポジションには届かなく、隣国の選手が金メダルを獲得し、失意を味わった訳ですが、あの頃と何も変っていない。

隣国の選手というのが、キム・ヨナ選手ですが、彼女の得点が、
銀河点などと賞賛・若しくは揶揄されるバンクーバー五輪228.56(SP78.50 FS150.06)と、
いう得点なのだが、その得点を生んだ背景を考えれば技だけで無く、如何に得点を獲得していくかがポイントとなるのが解かる。

その兆候は何度かあった訳で2004-2005シーズンからのジャッジシステムの変更以来、得点に幅を持てる様になってから、いかに加点を稼ぎ、得点を稼ぎ出すかに変ってきている点である。 

その観点から行くと、キム・ヨナ選手はバンクーバー五輪前にシーズンベスト210.03を獲得し、ポイント180台後半を安定してマークしている。端っから楽勝ではなかった。
リプニツカヤ選手も200点台出してましたしね。
誤解の無い様に書いておくが、よく纏めにあるような得点に贔屓がある。などについては、端からあるものとして見ているので、この競技において、武器にはなるが
『一つのが決まるかどうかで結果が決まるものではない
前提の競技になっている。という点を述べたいだけである。

フィギュアスケートのスタート時点から、如何にミスを無くすかという点は変っていないが(スタートは決められた円を回るとかだったらしいですよ)、新ルールでは構成の中で得点を決めミスを無くした上で、どう加点を獲得していくかです。

では、この点に触れている番組があったかといえばあったのです(と、記憶している。確か、松岡修造さんか、国文太一さんが出ていたような?)構成点の中でトリプルアクセルの得点自体は高いが、組み合わせが難しい点、組み合わせた技とGEOの得点数は難度ほどには差が付かない点等に触れていた。
得点が詰められないで、どんどん得点が上がっているのはそのせいかと納得したものの、続く結論が頂けない…。(細部まで覚えている訳ではないので要約するとこんな感じ)

大きな舞台ですし、相手が加点を取れるとも限らないので、 浅田真央選手がミス無く(若しくは少なく)良い演技をすれば、予定通り金メダルは確実でしょう。

なんだそれ?
構成の中で得点可能な点数を考え、相手もミスが無い(若しくはミスが少ない)前提で 、十分相手を超える得点を獲得できる前提でなければメダル争いが出来ると言えても、確実性は無いのでは?
もうこの論調は今まで通り、特に世界陸上や世界水泳でホトホト嫌になった。もういい加減にして欲しい。そして、無用なプレッシャーと当然のものの雰囲気にも嫌気が差す。何人才能ある選手を潰せば気が済むのだろう?

浅田選手のように世界のトップでしかも最上位で争っている選手だからまだ良いが、それでも弱点はあるのである。
難易度上低いルッツ・サルコワ等を苦手としてらしい部分もあるし、思うにジャンプの精度が下がってきたのも、身長が伸び始めてから。多分、バランスを崩し始め、調整を重ねた上で今の成功率があるのだと思う。
そこは長所を残しつつも他のジャンプを調整し加点を取りに来ているのであって賞賛には値しても回転半が決まれば勝てると決め付けて良いものではない。

正直、キム・ヨナ復帰直後は ブランクが空き過ぎて勝負にはなるまい、と、私も思っていたが、色んな選手が構成を見直したのか、気が付いて見れば得点上位陣は200点台の猛者ばかり…。(ちょっと調べて浅田真央・キムヨナ・リプニツカヤ・ソトニコワは200点台出してます)
ノーミスじゃないと勝負にならないと、状況を正確に把握しプレッシャーと闘っていたのは浅田選手とその関係者だけではないかと思う。 

恐々、翌日のニュースを見ると転倒などにより15位。酷いバッシングなんか無いだろうな?とか思いながら色々なメディアを見て見ると、思った以上に温かい声が多く安心したものです。
構成を重視している方々も多いようで、何で、3回転半(負担が高く、成功率が低いから)に拘ったのだろうという声はあったものの、大方しょうがないし、FS頑張って欲しいという声の方が多いのには、やっぱり、日本人捨てたもんではないし、マスコミに踊らされている人ばっかじゃないんだなぁ~と、何か安心しました。
そんな、本人自身の失望の中でも、FSで会心の演技をして自己最高得点を叩き出すのは、本当に素晴らしい事で15歳の時より(出てないけど出場を騒がれていた月日を含め)12年?11年かな?冬季オリンピックに関り続けた最高峰の選手の集大成なのではないかな?と、思ってます。

結果については、いつも通りお隣の国は騒ぎ立てているようですが、基礎点プラス加点で争う競技であり、採点者が秘匿されている採点で、変な点があるんじゃないかと疑っている人も多数いる競技なんです。始まる前に手を打たなきゃ今更言っても遅いとしか言いようがないですよね。
前回大会でしたっけ?
『4回転を跳ばんと何で優勝してんのやぁ~』(byプル様)
と、つまりそういう事です。チャレンジ精神に加点(難易度の段階点)は付けるが、成功した上で美しさを競う競技なので、他に加点に見合うものがあれば挽回のチャンスはあります。と、いう競技です。(本人最終的には納得しているみたいだし) 
こんな事は、頭に入れておけよ?と、しか言えないお粗末な事だと思う。

国内を勝ち残り、場合によっては国際地区選考を勝ち残った者だけが出れる最高峰の大会に出た全ての選手に敬意を。
そして、出来る人の少ない3回転半を武器に(せざるを得ない部分があるとは言え)世界のTOPで競ってきた浅田真央選手は世界の中でもスペシャルな扱いを受けるに相応しい選手であると、今まで以上に感じました。 
そして、マスコミというものはいつまでフォーカスではなく、無用にプレッシャーを与え続けるのだろう?

※ SP・・・ショートプログラム FS・・・フリースケーティング

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